みんなやってるよ
という言葉で奥様から何かをせがまれて違和感を感じた事はありませんか?
例えば子供の習い事で
- Aちゃんがピアノを始めたみたい
- Bちゃんは年少からスイミングに行っている
- Cちゃんは飛行機に乗って沖縄旅行に行った
『みんなやってるよ。うちもやりたいんだけど。お金出してよ。』とせがまれる行為です。どこかに違和感がないでしょうか?
トップランナー方式というエネルギー消費効率基準の策定方法を利用してこの事象を分析する事で、違和感の正体が分かります。違和感の正体を知る事で正しい回答が出来るようになります。パパ友の戯れのネタにも使えます、笑。
本記事では
トップランナー方式を学びつつ奥様に『みんなやってるよ』とせがまれた時の正しい回答
をお伝えします。
トップランナー方式を学ぶ
トップランナー方式とは、日本のエネルギーに関する法律に基づく一つの基準の策定方法の事です。
トップランナー方式とは、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づく機器のエネルギー消費効率基準の策定方法。エネルギー多消費機器のうち省エネ法で指定する特定機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち「最も省エネ性能が優れている機器(トップランナー)」の性能以上に設定する制度。1999年の省エネ法改正により、民生・運輸部門の省エネルギーの主要な施策の一つとして導入された。
達成の評価方法は、出荷台数による加重平均で基準値を達成すれば良く、社会全体での性能向上のインセンティブを果たしつつ、エネルギー効率水準よりも他の機能に重きを置いた機器に関しても、同一区分の高効率機器の出荷によって基準値をクリアすることが可能となる。基準に達しないと、ペナルティーとして社名等を公表、罰金を科される。
Wikipediaより
要するに「省エネの基準を、『今最も優れている商品以上』にという基準にする」という事です。
少し抽象化すると、トップランナー方式とは『多数の中で最も優れているもの以上、という方法で基準を決める事』です。
トップランナー方式を利用して奥様の『みんなやってるよ』を分析します。
トップランナー方式を利用して奥様の『みんなやってるよ』を分析する
豪華客船のエスニックジョークを簡単に紹介します。
様々な国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。沈没船に乗っていると危険なので、その船の船長は、乗客を海に飛び込ませようとします。各国の人を飛び込ませるためには何と言えば効果的でしょうか?
アメリカ人…飛び込めばあなたはヒーローになれます
ロシア人…海のウォッカの瓶はあなたのものです
イタリア人…美女が海で泳いでいます
フランス人…海には飛び込まないでください
ドイツ人…海に飛び込む規則になっています
中国人…金塊が沈んでいます
日本人…みなさん飛び込んでいますよ
『みんなやってるよ』と言うと『自分もやらなきゃ』と思うのは日本に染みついた文化と言えます。
これとトップランナー方式を利用して奥様の『みんなやってるよ』を分析します。
4人のママ友グループがあるとします。
- Aさんは子供にピアノを習わせています。
- Bさんは子供にプールに通わせています。
- Cさんは休みに子供と飛行機に乗って沖縄旅行に行きました。
もう一人があなたの奥様です。この場合に、奥様があなたに
みんなピアノ習わせたりプールに通わせたり飛行機に乗って沖縄行ったりしてるよ
と報告する事がトップランナー方式です。
- ピアノについては、Aさんがトップランナーです
- プールについては、Bさんがトップランナーです
- 旅行については、Cさんがトップランナーです
トップランナー方式では、多数の中で最も優れているもの以上という基準が採用されます。つまり『ピアノもやる・プールもやる・旅行も行く』というのが基準になります。
これが、あなたが奥様から『みんなやってるよ』と言われた時に起きている事です。
ピアノもプールも旅行も全てやっている人はいないのに奥様はこの全てを要求しています。トップランナー方式から導かれた全ての基準を満たしている人はいない事が違和感の正体です。
トップランナー方式を利用して奥様の『みんなやってるよ』に正しく回答する
まず戦う相手を特定しましょう。ママ友のボスです。
ママ友の中にボスが必ずいます。そのボスがトップランナー方式を採用しママ友グループを扇動している可能性が高いです。
このママ友のボスに奥様が誘導されている場合はそのことを説明しましょう。もしかすると奥様がボスかもしれませんね。その場合は正面から戦うしかないです。
戦う相手を想定しつつ、トップランナー方式を利用して奥様の『みんなやってるよ』への正しい回答を考えます。
結論、『よそはよそ、ウチはウチ』が正しい回答です。『よそ様はそうかもしれないけど、ウチは違うんだよ』という事を主張します。
奥様も人間ですからある程度ママ友グループに流されてしまう事もあります。その時はあなたが「ビシッ」と指摘してあげてくださいね。
ちなみに私は、子供の習い事には賛成派です。子供には成功体験を積ませてあげたいですから。先日は娘にこれを買いました。
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でも『よそがやってるから』という情報は参考にはしません。本人が興味があるものを適度にやらせるのが良いです。
子供に習い事を週7回させた人の末路
幼稚園生の子供にから週7回(つまり毎日)習い事をさせている知り合いがいました。
『ようやく授かった子供に出来る限りの愛情を注ぎたい』という気持ちと『自分には学歴がなく子供にいろいろと教えてあげる事ができない』というコンプレックスから、ママ友から習い事を薦められたらその全てを子供にやらせていたそうです。
その結果、その子供は習い事の時間になると姿をくらまして休むようになりました。
子供は、やりたくない事をやらされて嫌な気持ちなのかもしれません。一方で、自分で工夫して乗り越えているわけですから立派に対策出来ているとも言えます。
子育てに正解はありません。これはその知り合いの教育方針です。もしかすると正しい子育ての方法かもしれません。
私は、その子供がどのような大人になるかを楽しみに見ています。
【トップランナー方式】奥様に『みんなやってるよ』とせがまれた時の正しい回答 まとめ
- トップランナー方式とは『多数の中で最も優れているもの以上』という方法で基準を決める事です
- 奥様の『みんなやってるよ』の全てを実行している人はいない事が違和感の正体です
- 奥様に『みんなやってるよ』とせがまれた時の正しい回答は『ウチはウチ!』です