通る企画書を作れない人の共通点3選:そりゃ無理ゲーです

通る企画書を作れない。

という悩みにお答えします。

 

もしあなたが『通る企画書を作れない』とすると人生で損をしています。通る企画書は何をするにも必要だからです。

 

企画書は『やりたい事を説明して相手を説得する資料』です。パワーポイント50ページの場合もあればメモ用紙一枚の場合もあります。

 

例えば『家族旅行の行き先について嫁さんの同意を取る資料』や『マンションの管理組合で管理費運用のルールを作成する資料』も企画書です。

 

『通る企画書を作れない人』には共通点があります。これらを治すと『通る企画書を作れない人』を卒業できます。

 

本記事を読んで『通る企画書を作れない人』を卒業すると、あなたはやりたい事が出来るようになり、さらに、説得相手を幸せにする事ができます。

 

本記事では、

通る企画書を作れない人の共通点3選

をお伝えします。

 

参考

本記事を書くために参考にした本を紹介します。RFP(発注者視点で提案書を募る資料)と提案書のマニュアルです。説得したい相手の視点を知る事ができます。
RFP&提案書完全マニュアル 改訂版 [ 永井昭弘 ]

目次

通る企画書を作れない人の共通点(1):相手に合わせない

通る企画書を作れない人の共通点の1つ目は、相手に合わせた資料を作らない事です。

 

『相手に合わせて企画書の内容を変える』のは通る企画書を作るための絶対法則です。

 

どんなにあなたの企画書が正しかったとしても、承認者の考えに沿った企画書でない場合は承認されません。相手の属性に合わせた企画書を作る必要があります。

 

  • あなたの上司が開発プロセスを重視する場合、開発プロセスを守る事を重視した企画書を作成すると承認されやすくなります。
  • あなたの奥様が旅行の計画を細かく決める事を好む場合、分単位のスケジュールを立てた企画書を作成すると同意を得やすくなります。
  • マンションの管理組合の理事の人が他のマンションの事例を重視する場合、具体的な事例を複数提示した企画書を作成すると可決されやすくなります。

 

相手に合わせるなんてあざといと思わないでくださいね。みんなそうなんです。あなたもそうです。

 

あなたを説得する場合はあなたの属性に合わせた企画書を作る必要があるのですよ。

 

相手に合わせる事は『企画書の持ち掛け方(内容ではない部分)』においても重要です。企画書を持ち掛ける段階で勝負が決まっているのです。

 

どんなにあなたの企画書が正しかったとしても

 

  • 昼ご飯をチームメンバー全員で食べる事が何よりも重要と考える上司の場合、昼休みを返上して企画書を書いても承認されにくいです。
  • 何よりもルールを重んじる上司の場合、その人が大切にするルールに違反していたらまず承認されません。
  • 朝7時に会社に来て18時に帰宅する上司の場合、18時頃に仕事の相談をしても承認されにくいです。

 

相手に合わせるなんてあざといと思わないでくださいね。みんなそうなんです。あなたもそうです。

 

あなたを説得する場合はあなたの属性に合わせた企画書の持ち掛け方をする必要があるのですよ。

 

通る企画書を作れない人の共通点(2):しっかりとセルフレビューしない

通る企画書を作れない人の共通点の2つ目は、しっかりとセルフレビューしない事です。

 

あなたが作った企画書をしっかりとセルフレビューしてください。『しっかりと』がポイントです。完全体にするつもりでセルフレビューしてください。

 

企画書は情報がシンプルにするのが大事です。冗長の箇所があれば削って少ない分量にしてください。シンプルにすると自分の考えが相手に伝わりやすくなります。

 

『セルフレビューなんて当たり前』と思われたかもしれませんね。でもやっていない人は本当に多いです。しっかりとセルフレビューするだけでライバルと差別化できます。

 

私が経験した事例です。

 

(事例1)

私は職場で同僚や協力会社さんの作成した資料をレビューする機会が多いです。

理解できない部分があって『これはどういう意味?』と聞いた時に答えられない人が多いです。『セルフレビューしろよ!』って言いたくなります。

 

(事例2)

ソフトウェアのマニュアルの作成を協力会社さんにお願いしました。

1時間で『出来ました』と報告がありましたが、理解不能な上、質問しても全く答えられませんでした。

セルフレビューをしていないのは明白でした。結局私が6時間かけて作り直しました。

 

 

あなたが仕事でどうしても通したいアイデアを持っていて、企画書として50ページのPPTの資料を作ったとします。納得できるまで何度も何度もセルフレビューしていますか?

 

私なら資料を作り終わってから20回はやります。セルフレビューしないで持ち掛けると相手に失礼です。

 

『これはどういう意味?』と聞かれて即答できない場合はあなたの怠慢と理解されます。あなたが頑張っていたとしても相手はそう理解します。

 

あなたが書いた企画書です。どうしても通したい企画書です。あなたは資料に書いてある内容に関する全ての質問に即答できなければなりません。

 

その為にまずはしっかりとセルフレビューしてください。

 

通る企画書を作れない人の共通点(3):他人にレビューしてもらわない

通る企画書を作れない人の共通点の3つ目は、他人にレビューしてもらうのを嫌がる事です。

 

私には企画書作成の得意技があります。『企画書を他人にレビューしてもらい、もらった指摘を自分のものにする』事です。

 

企画書の内容を他人に説明して不足している点を指摘してもらうのです。そうすると、指摘してもらった内容を自分のものとして資料に反映する事ができます。

 

もちろん、レビューしてもらう前に、レビューしてくれる方に失礼のないように自分でしっかりとレビューを行います。

 

指摘してもらうと言っても、かなり強い口調の場合もあります。怒声を浴びせられる事もあります。悔しくて寝れなくなる場合もあります。

 

でも結果として私の企画書の質は向上します。

 

これが私の得意技です。

 

 

私が経験した事例です。

 

[事例1] 私の過去の上司の話

仕事は極めて優秀です。でも瞬間湯沸かし器のような人でとにかく怒ります。

 

企画書のレビューを要求してきます。レビューでは私の企画書の不備を指摘されます。指摘は的確で正しいのですが口調はパワハラそのもの。

 

毎週月曜日の1時からレビュー会があります。その時間が嫌で嫌で仕方がありませんでした。怒られるから。自分の未熟さに気づかされて辛いから。

 

私は1つ対策を見つけました。土曜日に出社して相談を持ち掛ける事にしました。

 

この上司は朝8時から夜23時まで働き、さらに土曜日は必ず出社する熱血上司でした。土曜出勤する部下を見て『お、頑張ってるな。』と考えるタイプだったので土曜日は優しいのです。

 

事前に指摘をもらって反映しているので月曜日のレビューでは精神的に辛くなる程怒られる事が減りました。

 

 

[事例2] 旅行の計画

うちの嫁さんは旅行先で予定が決まっていないと不機嫌になる属性を持っています。なので旅行の計画を詳細に立てて相談を持ち掛けます。

 

『う~ん、ここは行かなくてもいいかな』という指摘をもらいます。そしてそれを計画に反映します。そして再度相談します。

 

『う~ん、食事の時間はもう少し早い方がいいかな』という指摘をもらいます。そして修正します。

 

これをを繰り返すと良い家族旅行の計画を立てる事ができます。私は旅行の計画を立てるのが好きなので、このようなやり取りも楽しめています。

 

通る企画書を作れない人の共通点を治した後のゴール:相手にこの言葉を言わせる!

 

通る企画書の理想形を教えます。相手に話を持ち掛けた時に指摘なく受け入れてもらえる企画書』です。

 

上司や奥様、管理組合などのあなたが説得したい相手にあなたの企画書を説明した時に

 

 うん、うん、うん、…、分かった。

 

とだけコメントをもらって終わる企画書です。あなたの主張を相手が完全に理解して、さらに、指摘ゼロの状態です。

 

これが通る企画書の理想形です。相手にこの言葉を言わせたらあなたの勝ちです。

 

通る企画書を作成するメリット

通る企画書を作成するとあなたはやりたい事が出来るようになります。でもそれだけではありません。

 

あなたが理想の企画書を作成する事は、説得相手にとってもメリットがあります。説得相手にとってあなたが手が掛からない存在になる事です。

 

説得相手は『うん、うん』と言うだけであなたが勝手にどんどん良くしてくれるんですから。

 

あなたの成長は周りの人を幸せにします。

 

通る企画書を作れない人の共通点3選:そりゃ無理ゲーです まとめ

  • 相手に合わせて企画書を作成し、相手に合わせて企画を持ち掛ける
  • しっかりとセルフレビューする
  • 他人にレビューしてもらい、もらった指摘を自分のものにする

目次