30歳のソフトウェア開発者の転職で面接官が見るポイント3選

30歳の転職では面接官は何を見て採用するんだろう?

という悩みにお答えします。

 

私はソフトウェア開発者です。30歳の時に希望の会社に転職しました。今は面接官として転職の面接を行う事があります。

 

私が30歳の転職時に準備した事、および、今30歳の応募者を面接官として見るポイントは同じです。これをノウハウとして整理します。

 

あなたが30歳で転職を考えている場合、この記事を読む事で転職の成功確率が上がります。

 

本記事では、

30歳のソフトウェア開発者の転職で面接官が見るポイント

をお伝えします。

 

目次

30歳の転職で面接官が見るポイント(1):分かりやすい経歴

面接官はあなたの分かりやすい経歴を必要としています。

 

たまに「30歳までシステムエンジニアをやっていた。そろそろ開発をやりたいから転職先としてソフトウェア開発を選んだ」という応募者がいます。

 

これでは合格する事は難しいです。ソフトウェア開発者として転職する場合はソフトウェア開発者としての経歴を提示する必要があります。

 

一般的に、人を採用する権限と責任を持つのは募集部門の部長で、メインの面接をするのは課長と部長です。

 

会社は課長と部長だけで回っている訳ではないので、課長と部長は複数の応募者の中からあなたを採用する理由を関係各所に説明する必要があります。

 

部長より上の部門長や人事などへの説明は比較的簡単です。面接官である課長と部長がOKと言えばそれで完了です。特に重要なのは課内への説明です。

 

多くの場合、あなたが転職する先の部署には28歳ぐらいのリーダー候補の社員がいます。あなたは28歳の社員を抑えてリーダーの立場で転職します。

 

課長と部長は、あなたがいかに優れているかを28歳の社員に説明する必要があります。

 

「なんとなくいい感じだったから」では説明になりません。「○○の専門家である」「○○の業務で成果を出した経験がある」のような明確な経歴が必要です。

 

そうしないと28歳の社員はモチベーションを落として転職してしまうかもしれません。その為にあなたの分かりやすい経歴を必要としています。

 

転職の面接では『課長が28歳の部下に対してあなたの経歴を説明する事』を想定してあなたの経歴を分かりやすく語ってください。それが面接官が求めている事です。

 

大学院卒で30歳の場合、業務経験が5-6年しかないので華々しい成果を出す事は難しいかもしれませんが、経歴は転職先の業務に繋がるものを主張する必要があります。

 

ソフトウェア開発者として転職する場合はソフトウェア開発の経歴を絞り出してでも語る必要があります。例えば、土日に自分でアプリ開発したでも良いです。

 

30歳の転職で面接官が見るポイント(2):伸びしろ

募集部門が求める人材を完全に満たす人が応募する事は少ないです。

 

  • 35歳で条件を完全に満たす応募者
  • 30歳で条件を完全には満たさないが伸びしろを感じさせる応募者

 

のどちらかを採用したいと考えています。

 

30歳のあなたは転職の面接で伸びしろを見せる事が重要です。

 

面接官は30歳のあなたに転職後にリーダーになる事を求めますが、実務上はまだ不足する事があっても許される年齢です。

 

伸びしろの要素として、素直である事問題を解決しきる執念を持っている事 が重要です。

 

 

具体的な質問として、問題解決のアプローチを聞きます

 

あなたに問題解決のアプローチを語ってもらう事で、面接官はあなたが 素直であるか と 問題を解決しきる執念を持っているか を聞く事が出来ます。

 

結果として面接官はあなたの伸びしろを確認できます。

 

 

私の事例です。

 

私が30歳の転職した時に募集部門が探していたのはWindowsアプリの開発を行うチームのリーダーとなる人材でした。

 

私の経歴ではLinuxアプリの開発経験はありましたがWindowsアプリの開発経験はありませんでした。でも私は採用されました。伸びしろ採用です。

 

私が受けた質問と私の回答を書きます。

 

Q. あなたのチームでどうしても直せないバグが見つかりました。リーダーとしてあなたはどう対処しますか?

A. 私はソフトウェア開発では「諦める」事も大切だと考えています。バグが発生している方法を諦めて、別の方法を探します。

 

Q. アプリを開発した時にあなたがこだわったアプローチを教えてください。

A. アプリの特性上、Xの数値がキモであると判断しXの数値を徹底的に改善しました。他の数値については基準値を決めてその基準値を満たすのみに留めました。

 

 

このような問題解決のアプローチを聞く事で面接官は私の伸びしろを確認していました。

 

このようなアプローチを取る人ならば、Windowsアプリの開発経験がなくてもスキルを伸ばす事でキャッチアップ出来るだろう、という伸びしろで採用してもらったのです。

 

面接官はエントリーシートを見ながら

ぶっちゃけ、こんなの見てないんだよね~

と言っていました。その面接官は教育する事に自信を持っているために、伸びしろを重視する人でした。

 

30歳のあなたにとって転職活動で大切なのは伸びしろを見せる事です。

 

30歳の転職で面接官が見るポイント(3):瞬発力と生命力

こちらの記事で転職に必要な力について書きました。これらの能力は年齢に関わらず必要な能力ですのでご一読ください。

 

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簡単に説明します。

 

 

瞬発力:

転職後すぐに能力を発揮して会社に貢献出来る力です。技術力・コミュニケーション能力などの転職先に必要とされているスキルを持っている事です。

 

募集部門はあなたに、転職してから遅くても1ヶ月後には戦力として働いて欲しいと考えています。いわゆる当たり前条件です。

 

生命力:

転職先の部署がもし潰れたらメンバーは各自で社内・社外の転職活動をしなければいけません。転職者に過度に依存されると世話をしきれません。

 

募集部門はあなたに、事業が継続できなくなったら自分で次の職場を開拓して欲しいと考えています。

 

『事業が継続できなかった時に手が掛からない人であるか』が転職活動の重要な要素となります。これが生命力です。

 

30歳のソフトウェア開発者の転職で面接官が見るポイント3選 まとめ

  • 経歴が課内のメンバーを説得するのに分かりやすいか
  • 伸びしろ
  • 瞬発力と生命力

 

転職の面接で面接官が見るポイントを理解して対策する事で、あなたを最大限に高く売りましょう。

 

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