優良中古マンションを購入したい。購入申込は発売直後にすべきと聞いたけど理由が分からない。
という悩みにお答えします。
優良中古マンションは購入申込が殺到します。だからこそ優良物件と言えます。
優良中古マンションの購入申込が競合した時に売主に選んでもらう方法 に書いたように購入申込競合時の対策も重要ですが、その前に『発売直後に内覧し、内覧直後に購入申込する』事も重要です。
『1日待ってから』とゆったりと考えていると、売主さんが購入申込を締め切ってしまう可能性があるからです。
中古マンションを『発売直後に内覧し、内覧直後に購入申込する』するためには準備が必要です。
本記事では、
優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべき理由とそれに必要な準備2選
をお伝えします。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべき理由
優良中古マンションを購入するためには、購入申込を発売直後にする必要があります。その理由を説明します。
ポイントは『コントロールできない要素は追求せず、コントロールできる要素を追及する』事です。
優良中古マンションの購入でコントロール出来ない要素
優良中古マンションの価格はコントロールできません。
プロは出来るのかもしれませんが、一般人にはできません。一般人にとって、不動産に掘り出し物はないと考えるのが妥当です。
(1) 相場より高く売る人はいます
相場より高い物件を買わないように注意してください。
今はネットで相場を検索できます。知り合いに不動産屋さんがいれば、不動産のやり取りの結果を全て参照できるサイトである『レインズ』で所望の物件を検索してもらう事も出来ます。
別の不動産屋さんに聞いてみるという方法もあります。私は営業マンから『あの売主さんはかなり責めてますね』のような情報を聞き出していました。
(2) 相場より安く売る人はいません
相場より安い物件があれば、市場に出る前にプロが購入してしまうそうです。
不動産は我々一般消費者と業者の間の情報格差が大きいそうです。一般消費者に相場より安い物件は回ってきません。
優良中古マンションの購入でコントロール出来る要素
優良中古マンションの発売直後から購入申込を行うまでのスピードはコントロールできます。
あなたは購入申込をいつ行うかを決める事ができます。
欲しいマンションが相場で売りに出されたら、すぐに内覧申込をする事が出来ます。内覧した結果気に入ったら、すぐに購入申込をする事が出来ます。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべき理由
優良中古マンションは発売直後に購入申込が殺到します。
購入申込のライバルに差をつけるためには、コントロールできる要素をコントロールするしか方法はありません。
我が家の事例です。
私は優良中古マンションの発売直後に内覧を予約し、内覧直後に購入申込をしました。結果として優良中古マンションを購入できました。
購入後数年が経過していますが、非常に快適で満足しています。妻も子供も喜んでいます。優良中古マンションだったと胸を張って言えます。
私の場合、優良中古マンションの発売直後から購入申込までの流れは以下でした。
- 木曜日:物件が不動産検索サイトに登録、私は夜に発見し不動産屋さんにメール連絡
- 金曜日:内覧の時間を決定
- 土曜日:内覧後すぐに不動産屋さんに行って購入申込
土曜日の時点で 購入申込した人が合計3人いました。私が購入申込した直後に締め切られました。不動産検索サイトにこの物件が登録されてから2日後の事です。
重要なのはもし私が発売直後に購入申込をしていなかったら、購入する機会を失っていた。という事です。
『購入機会を逃さない事』が優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべきである理由です。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にするために必要な準備2選
マンションは高額な買い物なので、優良中古マンションの購入申込を発売直後に行う事は簡単ではありません。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にするために必要な準備を説明します。
購入申込の準備(1):嫁さんの拒否権発動リスクを最小化する
嫁さんは拒否権を持っています。もし条件を満たす物件が見つかったとしても、嫁さんが
ちょとなぁ…
という一言を発したとたん不成立です。亭主関白、かかあ天下、は関係ないです。女性の本能で住宅にこだわりがあるようです。
あなたは、『あの地域でこれぐらいの値段の優良中古マンションを買う』と嫁さんと握っておく事で、拒否権発動リスクを事前につぶしておく必要があります。
我が家の事例です。
私は戸建て派です。嫁はマンション派です。結果、マンションを買う事になりました。まぁ良いでしょう。ここは譲りました。
新築か中古か。新築は高くて買えません。なので中古マンションを買う事になりました。ここは譲れません。
ちなみに大体の私の相場観ですが、同じ広さなら高い方から順に『新築マンション→中古マンション→新築戸建て→中古戸建て』です。新築戸建てなら買えるけど新築マンションは無理と判断しました。
購入する場所は『私の職場までの距離・嫁の実家まで距離・沿線・価格』を考慮すると大体この辺という一帯がありました。特にもめずに決定。
我が家は、諸事情により引越しが多かったです。結婚して8年間で4か所に住みました。全て賃貸マンションでしたが、その場所が気に入ったらそこに永住するつもりで物件を選んでいました。
『大規模なマンション群・最上階・駅近・広い部屋』とそれぞれ特徴のある部屋でしたが、その全てで嫁さんはやんわりと不満を言っていました。
- 下の階は虫が出る
- 上の階の住人がうるさい
- 飛行機がうるさい
- 最上階は夏に暑い
- 南向きじゃないとちょっと。。
- 玄関の雰囲気が。。
玄関の雰囲気???
嫁さんの全ての要望に応えるのは無理だ、と思いました。
放っておくとマンションの値段が2000-3000万円は上がってしまいそうでした。『お前の好きなように決めていいよ』と言える収入はないので、私も戦わなければいけません。
ここは答えが出ませんでした。現地を内覧して決めるしかないポイントです。
ともかく、コミュニケーションを取って『あの地域でこれぐらいの値段の優良中古マンションを買う』と嫁さんと握っておく事で拒否権発動リスクを最小化しました。
購入申込の準備(2):優良中古マンションをいくつか内覧しておく
1つ目、2つ目の物件は購入する意思なくただ内覧に行きました。
正確には、いつか購入する気持ちは持っていましたが、1つ目、2つ目の物件で購入を判断する事は私にはできませんでした。
『他にもっと良い優良中古マンションがあるかもしれない』と思ったからです。
高い買い物なので普通の感情ですよね?という事は『購入前に幾つかの優良中古マンションを内覧しておく必要がある』という事です。
中古物件の場合は売主さんが住んでいる場合が多く、売主さんと何かしらの会話をしなければいけません。これが面倒なのでやらない人が多いです。
買わないのに内覧するのは不動産屋さんに迷惑では?という疑問がありました。でも実際にやってみると気持ち良く対応してくれました。
『まだ内覧するのはまだ1-2物件目だから…』と言ったら、幾つかパンフレットを持ってきて内覧も同席してくれて『また次回よろしくお願いしますねー』と気持ち良くお別れしてくれました。
名刺をもらって『新たな物件が出たら教えてくださいね、買うつもりで内覧しますから』と返して、良い関係を築く事が出来ました。不動産屋さんはさすがプロです。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべき理由とそれに必要な準備2選 まとめ
- しっかりコミュニケーションして、嫁さんの拒否権発動リスクを最小化する
- 優良中古マンションをいくつか内覧して、発売直後に購入申込できるだけの経験値をためておく