ゴルフ練習の時間を十分に取れないけど、どうせゴルフするなら良いスコアで回りたい
という悩みにお答えします。
ゴルフ練習の時間を十分に取れない場合は、ゴルフ練習の費用対効果を最大化する必要があります。
『仕事が忙しい・子供と遊びたい・やりたい趣味がある』という状態だと時間がないですよね。大好きなゴルフをする回数が減ります。
月イチも行けないという方もいるでしょう。私は年に5回程度しかゴルフに行けません。でもゴルフ練習の費用対効果を工夫する事で平均スコア80台をキープ出来ています。
本記事では、
ゴルフ練習の費用対効果を最大化するために必要な4つのポイント
をお伝えします。
本記事を書くためにクオータ理論を提唱している桑田泉プロのマンガレッスンを参考にしました。アマチュア向けの実践的な練習方法を分かりやすく書いた良書です。ラウンドですぐに役に立つ練習方法も書いてあります。
費用対効果を最大化するゴルフ練習(1):ラウンド前に練習場で3回、しっかりと練習する
時間がなくても練習はしっかり行ってください。ラウンドが決まったら最低3回練習してください。
- 2週間前:打ち放題2時間
- 1週間前:打ち放題2時間
- 前日:100球
打ち放題にする理由は、ボール代を気にせずにアプローチを練習できるからです。
アプローチは感覚が重要なので少しでも多くの球を打つ必要があります。アプローチだけで最低200球を打ちます。
アプローチ練習以外の時間は、過去のあなたが出来ていた能力を取り戻す事 に集中して使ってください。
私の場合、7I・ユーティリティ・5W の8割スイング を徹底的に練習します。
新しい技を身につけるのは不可能なのであきらめてください。
年に数回しかゴルフをしていない状態で「打ち放題2時間」を行うと確実に手にマメができます。
マメを治すのに1週間必要なので、ラウンドの2週間前から練習を開始してください。
前日は最終チェックで100球打ちます。
費用対効果を最大化するゴルフ練習(2) 家では練習しない
練習場以外では練習してはいけません。特に家での練習はやめてください。時間がないあなたにはもったいないです。
やらない事を決めるのが大事です。
あなたにはゴルフ以外にやるべき事があります。家では家でやる事に集中してください。
家でのパター練習・庭での素振りをしっかりやればゴルフが上達するかもしれません。
でも、年に数回しかゴルフしないあなたがミドルパットを入れるのは至難の業ですし、1mのショートパットは練習しないでも入ります。
普段練習場に行っていない人が家で素振りしても何も復習できません。
どうしても練習したい時は、室内で出来るこんな道具を使ってスイングチェックをするぐらいに留めておきましょう。
費用対効果を最大化するゴルフ練習(3) スタートの2時間前にゴルフ場に着く
あなたはスタート時間の何時間前にゴルフ場に着くようにしていますか?
あなたがサラリーマンで練習時間がなかなか確保できない場合、スタートの2時間前にゴルフ場に着くようにしてください。
自分の力を発揮してスコアを良くするために、当日の朝にゴルフ場でやるべき事を考えてみてください。
- ストレッチ
- ゴルフ場付属の練習場で25球程度打って体をならす
- 練習グリーンで実際のグリーンを利用してパター練習
- (アプローチ/バンカー練習場があれば)アプローチ/バンカーの練習
これだけで最低1時間は掛かります。スタートの1時間前にゴルフ場に着いたとして、これらの準備を消化できるでしょうか?
あなたは年に数回しかゴルフ場に行かないプレーヤーです。久しぶりに会う友人や同僚などと近況のやり取りをしますよね?
このやり取りはあなたにとってゴルフよりも大切かもしれませんので削る必要はありません。
大事な事は、自分の力を発揮してスコアを良くするために当日の朝にゴルフ場でやるべき準備を確実に行う 事です。
朝の準備をしないと確実にスコアが悪くなります。この問題をスタートの2時間前にゴルフ場に着く事で解決できます。
費用対効果が良く、時間がないあなたに最適な方法です。
費用対効果を最大化するゴルフ練習(4) 全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』を持たせる
全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』を持たせてください。
例えば、車を運転する際にはシートの場所と角度・ミラーの角度をあなたに合わせますよね。ずれていたら上手く運転出来ません。
車の道具は調整するけどゴルフの道具は調整しない人が多いですが、これは本当にもったいないです。
全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』を持たせる事は時間のないあなたにとって非常に重要です。
ゴルフを年に数回しかプレーしないという事は、毎回久しぶりにプレーするという事です。確実に最初は上手く行きません。
上手く行かない時に、クラブとスイングのどちら悪いのかが分からないと、修正が出来ません。
全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』を持たせる事で、ミスショットした時に「クラブセットは悪くないのだからスイングが悪い」と原因を特定できる状況を作ります。
一貫性のあるクラブセット は具体的に以下の2点です。
(1) アイアン・ウェッジ・ユーティリティのシャフトを同じものにする
例えば、アイアンのシャフトがN.S.PRO 950GHの場合はウェッジとユーティリティはシャフトが同じN.S.PRO 950GHのものを選んでください。
(2) アイアンとウェッジのライ角をあなたに合わせて調整する
アイアンとウェッジを全てゴルフショップにもって行き、ライ角を調整してもらってください。ゴルフショップの方が構えた時の手首の高さ等を図ってライ角を調整してくれます。
ユーティリティ、アイアン、ウェッジのそれぞれを別々に買った方は要注意です。是非お店でチェックしてもらってください。
アイアンとウェッジのリシャフトとライ角の調整の詳細はネットでも確認出来ます。
全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』があると、一つのクラブで練習をして、過去のあなたのスイングに戻せば他のクラブも打てるようになります。
これが最大のメリットです。時間がないあなたに最適の方法です。
ゴルフ練習の費用対効果を最大化するために必要な4つのポイント まとめ
- ラウンド前に3回練習する
- 家では練習しない
- スタートの2時間前にゴルフ場に着く
- 全てのクラブの長さ・重さ・硬さに『一貫性』を持たせる