優良中古マンションを購入したい。購入申込が競合した時に売主に自分を選んでもらいたい。
という悩みにお答えします。
優良中古マンションには購入申込が競合します。だからこそ優良物件と言えます。
購入申込が競合したら、購入申込をしたライバルの中から売主さんにあなたを選んでもらう必要があります。売主さんにあなたを選んでもらうためには、ライバルに差をつける準備が必要です。
私は優良中古マンションを購入しました。ライバルが2人いる中で私が選ばれました。私がしっかりと準備していた事が勝因でした。
本記事では、
優良中古マンションの購入申込が競合した時に売主に選んでもらう方法
をお伝えします。
優良中古マンションの購入申込が競合した時に売主に選んでもらうまでのステップ
私は優良中古マンションを内覧後すぐに購入申込をしました。
- 木曜日:物件が不動産検索サイトに登録、私は夜に発見し不動産屋さんにメール連絡
- 金曜日:内覧の時間を決定
- 土曜日:内覧後すぐに不動産屋さんに行って購入申込
という流れで申込みを行いましたが、この時点で競合の購入希望者(ライバル)が私以外に2人いました。
私が申し込んだ直後に申し込みが締め切られました。不動産検索サイトにこの物件が登録されてから2日後の事でした。
その後、売主さんと不動産屋さんの協議の時間が1日ありましたが、結果としてライバルの中から私が選ばれました。
優良中古マンションを購入後数年が経過していますが、非常に快適で満足しています。
妻も子供も喜んでいます。自分の親にも妻の親にも自慢できる物件です。優良中古マンションだったと胸を張って言えます。
なぜ複数のライバルの中から私が選ばれ、私が優良中古マンションを購入する事ができたのでしょうか。
それは、私が優良中古マンションの購入申込が競合した時に売主に選んでもらうための準備をしていたからです。
物件を内覧後すぐに購入申込するための準備をこちらにまとめました。
優良中古マンションの購入申込を発売直後にすべき理由とそれに必要な準備2選
購入申込競合時に売主に選んでもらう準備(1):住宅ローンの事前審査をしておく
住宅ローンの事前審査というものがあります。これを優良中古マンションを内覧する前に完了しました。
住宅購入の流れを簡単に説明します。
- 現地の内覧
- 住宅の購入申込 (vs不動産屋さん)
不動産を買いますと申し込む。基本的に本申込後はキャンセル出来ない。 - 住宅の売買契約 (vs売主さん、不動産屋さん)
- 住宅ローンの審査 (vs銀行)
住宅ローンをいくら借りたいと銀行に申請して、銀行に認められるかを審査する。 - 引渡し
買主、売主、不動産屋さんが一堂に会し、お金を払い鍵を受け取る。
住宅ローンを借りる銀行で行われる事が多い。
4.で住宅ローンの審査が通らない場合が結構あるそうです。その場合は買主さんはお金を払えません。
3. の売買契約において、買主さんを保護するために『買主が住宅ローンが組めなかった場合には白紙解約する』という特約が必ず付きます。
この特約は売主さんにとって不都合なんです。なぜなら、せっかく契約したのに一方的に白紙解約されてしまうわけですから。
そこで、
住宅ローンの事前審査 (vs銀行)
住宅ローンをいくら借りたいと銀行に申請して、それが銀行に認められるかを事前に審査する。
という仕組みがあります。申請後3日程度で完了します。
あなたが事前審査を行っておくと、売主さんにとっては白紙解約される可能性が低くなり、あなたに対する心象が良くなります。
もしライバルが事前審査を行っておらず、あなたが事前審査通過済だったら、売主さんはあなたを選びます。
優良中古マンションを探し始めたタイミングで事前審査をしておくのが良いです。
事前審査は不動産屋さん経由でも申込が可能です。事前審査の銀行と本審査の銀行が同一でなくても問題ありません。
購入申込競合時に売主に選んでもらう準備(2):住宅ローンを借りる銀行を決めておく
不動産屋さんが 資金計画を立てましょう とよく言います。『どうやって資金を調達するか一緒に計画しましょう』という事です。
一歩踏み込んで、私は自分で どこの銀行からどの商品の住宅ローンを借りるか を事前に決めました。
銀行も商品もたくさんあります。変動とか固定とか…。私は全く見当が付かなかったので、住宅ローンの相談を受け付けているファイナンシャルプランナーの方へ相談しました。
全く知らない事ばかりで目から鱗が落ちまくりでした。プロに教えてもらうのは良い事です。
プロに教えてもらった知識を利用して、その後に自分でどこの銀行のどの商品が自分に合っているかを効率的に調査しました。
気になるところをいくつかピックアップして銀行に電話で相談して『これだ』と思う銀行と商品を決めました。
事前に住宅ローンを借りる銀行を決めておくと、計画的であることをアピールできるため不動産屋さんと売主さんの心象が良くなります。
私は住宅ローンの事前審査だけではなく借りる銀行の調査まで完了している という事を私は不動産屋さんに伝えておきました。
後で不動産屋さんから聞いた所によると、これが売主さんの心象を上げる一つの要因になったそうです。
前項で述べた銀行の住宅ローンの事前審査を行うと住宅ローン商品の調査にも使えます。
私が使っている住宅ローンの商品をこちらの記事で説明しています。
預金連動型住宅ローンは得?40歳サラリーマンと親和性が高い方法
購入申込競合時に売主に選んでもらう準備(3):営業マンに誠意を持って対応する
私は担当してくれた営業マン全員に対して、本気で買うつもりであることを伝えました。本当に買うつもりでしたし実際に買いましたので嘘は付いていません。
営業マンも多くのクライアントを抱えているビジネスマンです。ボランティアで部屋の内覧に付き合ってくれている訳ではありません。誠意を持って対応するのが良いです。
実際に購入した物件の申し込みを行ったときには
あの物件、非常に気に入ってくださいましたよね?その事を売主さんにお伝えしても良いですよね?
と聞いてくれました。営業マンさんは私の事を推薦するために、誘導尋問してくれたのです。売主さんに良い印象を与えた事は想像に難くありません。
別の事例ですが、私は営業マンの方から優良中古マンションを公開の少し前に紹介してもらった事があります。少し条件がマッチしなかったので見送りましたが、本当に良い物件でした。
営業マンに誠意を持って対応しているとこのような事があるかもしれませんよ。
優良中古マンションの購入申込が競合した時に売主に選んでもらう方法 まとめ
- 住宅ローンの事前審査をする・住宅ローンを借りる銀行を決める事で売主さんの心象を良くする
- 営業マンに誠意を持って対応し味方につける
優良中古マンションには購入申込が競合しますが、上記の準備をする事で売主さんにあなたを選んでもらう確率が上がります。