TOEICは上手く受験すればもう少しスコアが取れそうだけど、どうすれば良いんだろう
という悩みにお答えします。
私は小手先術だけでTOEICのスコアを130点上げました(730点→860点)。英語力は変わらずにスコアだけが上がった感覚です。『それずるいでしょー』という方法も含みます。
私は小手先術の推奨派ではありませんが、『あなたのライバルがTOEICの小手先術を知って受験していて、小手先術を知らないあなたが130点損している』のは事実です。
本記事を読んで小手先術を知ると、あなたがこれまで取りこぼしていたスコアを取れるようになります。その結果、あなたの英語力をTOEICのスコアに正しく反映出来るようになります。
本記事では、
サラリーマンが800点取る方法の一部である、TOEICのスコア取りこぼしを防ぐ小手先術(Part3-4編)
をお伝えします。
TOEICのスコア取りこぼしを防ぐ小手先術(Part3-4編)の前に
TOEICのリスニングのPart3-4はまず長文の音声が流れます。続けてその音声に対する3問の設問が読み上げられます。
問題用紙には設問と選択肢が記載されており、長文は記載されていません。サンプル問題はこちらを参照ください。
私のとってPart3-4の課題は、会話や説明文を理解しきれない、大枠を理解しても設問への回答できない、設問で考えこんでしまい次の問題が始まってしまう場合がある事でした。
『どうやったら設問の答えが分かるようになるか』という点で小手先術を考えて実践し成果を出しました。
ちなみに、TOEICのPart3-4のトレーニングに使った教材は、スピーキングのトレーニングにも利用できます。手順をこちらの記事に書きましたので参考にしてください。
TOEIC卒業生が仕事英会話をマスターする最短ステップ【駅前留学不要】
小手先術(1):リズムを身につける
TOEICのPart3-4の会話・説明文問題はリズムが大事です。
リズムが大事と言われてもピンときませんよね。具体的には
- 設問を事前に読む
- 事前準備を信じて回答を即判断する
- 音声の読み上げが完了したらその問題を解くのをやめる
を繰り返します。これで私の課題をクリアする事が出来ました。その結果、正答数が上がりました。
それぞれを次項から説明します。
設問を事前に読む
会話・説明文の音声が流れる前に、問題用紙に書いてある設問を読んでおきます。
問題用紙に書いてある設問だけを読みます。選択肢まで読む必要はありません。まず「こういう事を聞かれるんだな」という事を理解します。
TOEICの問題の構成上、設問の流れは会話・説明文の音声の流れに沿っていますので、設問を理解すると音声の流れを事前に把握できます。
設問に対する回答だけを拾い上げるつもりで音声を待ちます。
例えば設問が
- What type of business does the speaker work for? (話し手はどんな種類の仕事をしていますか?)
- What is the main purpose of the meeting? (会議の主な目的は何ですか?)
- What will probably be discussed next? (次に議論される内容は何ですか?)
だとすると、
- 話し手の仕事、会議の目的、次回の議題、の順番で音声が流れるという心の準備をします。
- 話し手の仕事、会議の目的、次回の議題、だけを拾い上げるつもりで音声を待ちます。
これが会話・説明文が流れる前にやるべき事前準備です。
事前準備を信じて回答を即判断する
事前準備を信じて、本番では即判断して回答をマークします。
長文の音声が流れている間に設問の回答が分かりますので、その瞬間にマークシートにマークしてしまいます。
3つの設問に沿って音声が流れていきますので、
- 設問1の回答が分かったらすぐにマークして次の設問2に備える
- 設問2の回答が分かったらすぐにマークして次の設問3に備える
- 設問3の回答が分かったらすぐにマークする
とリズム良く回答します。3つともリズムよく回答出来たら快感ですよ。
たまに音声がまだ流れているのに3つともマークが終わって次の問題の設問を読める時があります。これはもっと快感です、笑。
音声の読み上げが終了したらその問題を解くのをやめる
音声の読み上げが終了した時点でその問題へ時間を使う事をやめます。分からなかった設問は適当にマークします。
今の問題と次の問題の間の時間を
- 今の問題で分からなかった部分を悩む事
- 次の問題の事前準備として設問を読む事
のどちらに使う事が正答数を上げるのに効率的かを考えてください。
音声の読み上げが終了しているのに今の問題に対して何かを考えても答えは分かりません。潔く諦めて適当にマークしましょう。
次の問題のために時間を使う事は次の問題の正答数を増やすのに効果があります。これこそBetter in Timeです。
小手先術(2):時間の使い方のトレーニングをする
問題を解くリズムが大事、とTOEICで高得点を取っている人から教えて貰ったことがあるのですが、自分で実践するまではなかなか感覚として理解できませんでした。
『前の問題の分からない事に悩んでしまい、次の問題の事前準備ができない』事がどうしても起きてしまうのです。潔く諦める事がこれほど難しいとは思いませんでした。
たくさん問題を解き、時間の使い方のトレーニングを繰り返す事でようやく身につきました。
私が使った教材はこちらです。
解きまくれ!リスニングドリルTOEIC(Part3&4)[イイクフン]
『時間の使い方のトレーニング』は私がTOEIC800点取った小手先テクニックとして効果を実感しました。オススメです。
【番外編】TOEIC Part3-4の問題を英語力向上に生かす
私はTOEICの中でPart3-4が最も英語力向上に繋がると考えています。
通勤電車や夜寝る前などの空き時間に、会話・説明文を聞く事でリスニングの力が身につきました。英語のリスニングは音声を多く聞くと力がつく事が実感できます。
さらに、これをスピーキングの練習にも活用しました。リスニングのために聞くのではなく、文章を文字で追ってある程度暗唱できるようになるまで音声に合わせて音読しました。
その結果、文章の特徴的なフレーズを覚える事で、それを実際の英会話におけるスピーキングで活用できるようになりました。
教材のエキスを搾り取ってスピーキングにも生かしてしまいましょう。私が使った教材はこちらです。
解きまくれ!リスニングドリルTOEIC(Part3&4)[イイクフン]
TOEICのスコア取りこぼしを防ぐ小手先術(Part3-4編)【サラリーマンが800点取る方法】 まとめ
- 設問を事前に読む・即判断する・音声が終了したら問題を解くのをやめる
- リズムを身につける