結婚式で母が感動してウエディングプランナーにお金を渡した話

『結婚式ってそんなに重要???ただのセレモニーやんけ!』って思っていました。

 

私が結婚式を挙げたのは2009年です。この記事を書いているのが2020年なので約10年前です。

 

結婚式に全く興味がなかった私は『結婚式は別にやらなくても良い、彼女が望むならやっても良いかな』という程度でした。でも実際にやってみると良いものでした。

 

結婚式は親孝行のラストチャンスです。一生に一度しかないチャンスですからやっておいて損はないですよ。

 

本記事では、結婚式には乗り気ではなく挙げるべきか悩んでいるあなたに向けて

結婚式は親孝行のラストチャンス:母が感動してプランナーにお金を渡した話

を体験談の形でお伝えします。

 

目次

結婚式は親孝行のラストチャンス:母が感動してプランナーにお金を渡した話

嫁さん(当時は彼女)にプロポーズしてOKをもらいました。その次に会った時にいきなり結婚式場の話をされました。

 

『どこに住む?親戚顔合わせはいつ?』などを考えていた私にとっては驚きの出来事でした。『結婚式ってそんなに重要???ただのセレモニーやんけ!』って思っていました。

 

結婚式関連の雑誌をたくさん持ってきて見せられました。よく分からないままに3箇所の説明会を予約しました。

 

3つの中から1つを選んで空いている日を予約したら、あとは流れに任せて進んで行きました。ウエディングプランナーの方は良い事しか言わないので、しばらくは疑い深く取り組んでいました。

 

雑誌とかプランナーは商売なのでバイアスが掛かります。私は利害関係のない人が結婚式を挙げる理由を語っている記事を読みたいと考えていました。

 

『結婚式には乗り気じゃないけど挙げるべきか悩んでいる人』には本記事はピッタリです。私の主観はあなたの客観的な情報だからです。

 

私は結婚式を挙げて10年経った今でも『結婚式を挙げて良かった』と考えています。結婚式を挙げる理由を知らないで判断するのはやめた方が良いです。

 

結婚式を挙げる理由(1):親孝行のラストチャンス

『結婚式は半分は親御さんのために挙げるんですよ。』とウエディングプランナーの方から言われました。

 

この言葉は結婚式を挙げようとしていた10年前の私の心に響きました。結婚式を挙げて10年経った私の心にも響いています。

 

私が結婚式を挙げて良かったと思っている一番の理由は、自分の両親に感謝の気持ちを示せた事です。

 

両親に感謝の気持ちを示す機会は人生でなかなかありません。『受験・就職・結婚』ぐらいです。結婚式は親孝行のラストチャンスです。

 

結婚適齢期のあなたは友人など多くの結婚式に出席している事でしょう。でもあなたのお父さんとお母さんは長い間結婚式に出席していない事が多いです。

 

私は子供を持って初めて気が付いたのですが、あなたのお父さんとお母さんはあなたの結婚式に出席する事を本当に心から楽しみにしています。

 

あなたの結婚式の費用を助けるためにお金を貯めているかもしれません。

 

あなたのお父さんとお母さんにとってあなたの結婚式は特別なものなのです。あなたの奥様のお父さんとお母さんにとっても同様です。

 

結婚式を挙げるべきか悩む時は、お父さんとお母さんのお気持ちも含めて悩んでくださいね。

 

結婚式を挙げる理由(2):10年後も良い思い出となる

私が結婚式を挙げたのは10年前ですが、今でも結婚式が私の心に良い思い出として残っています。

 

  • 扉が開いた直後の父親の顔は嬉しそうだったなぁ
  • 控室で母親が親戚に挨拶している時に嬉しそうだったなぁ
  • 嫁さんの家族が幸せそうだったなぁ
  • 友人のスピーチが心に響いたなぁ
  • 遠くからわざわざ来てくれた友人に感謝だなぁ
  • 即興で出し物をやってくれた会社の先輩にも感謝だなぁ
  • ちょっとした手違いで会場の花と装飾がグレードアップしてラッキーだったなぁ

 

などなど。まさに人生の縮図のような1日でした。

 

母親が感激のあまりウエディングプランナーの方にお金を渡していたのも強烈な記憶として残っています、笑。

 

結婚式を挙げて良かったという記憶は10年後も継続します。

 

結婚式を挙げる理由(3):親戚が減っていく

結婚式を挙げてから10年の間に2人の親戚が亡くなりました。私が子供のころから私を可愛がってくれた伯父さん達です。遠方に住んでいたため1-2年に1回しか会えませんでした。

 

自分は感謝の気持ちを伝えられたかなぁと考えた時に、『結婚式に呼んで立派になった自分の姿を見てもらった』事が少しは恩返しになったと思うようになりました。

 

お世話になった親戚の方にあなたの節目の姿を報告する場として、結婚式は良い機会です。

 

結婚式を挙げる理由(4):段取り力・気遣い力が上がる

結婚式は、自分のお世話になった人・親戚・友人などを全員集めてお披露目会を開く行為です。想像以上に段取りと気遣いが必要です。

 

さまざまな調整が次々に要求されるので一つずつ効率的に解決していく段取りが必要です。

 

『料理の内容・座席・出し物の順番・感謝の気持ちの表現の仕方・親戚の宿泊施設の確保など』です。相手に気持ちよく参加してもらうための気遣いも必要です。

 

決して楽しいものばかりとは限りません。局面によっては辛い事もあります。それらも解決する必要があります。

 

例えば、人数を締め切ってからキャンセルするなどの想定外の事態が起こったら、新しい人を呼ぶ・諦める、などの対策が必要です。

 

結婚式をやると、他の人の結婚式への気配りがより出来るようになります。

 

例えば、参加/不参加の葉書をなかなか返信しない人っていますよね?あれ、結婚式を開催する側からすると本当に迷惑なんです。

 

だいたいメールで『行く行くーー』みたいな返事はもらっているのですが、葉書の返信が来ないと『あれ?来てくれないのかな?』と思うだけでなく人数の正式決定にも影響が出てきます。

 

結婚式を挙げると、段取り力・気遣い力が上がります。

 

結婚式を挙げる理由(5):結婚式業界の事を知れる

何事も経験すると知る事ができます。結婚式を挙げると、結婚式業界について知る事ができます。

 

私は結婚式に興味がなかったので調査すらしていませんでした。でもねー、結婚式業界ってすごいです。利幅が大きいです。単価が数百万円ですからね。

 

与えるのは無形の価値です。これだけで大儲け出来る会社がたくさんある理由も分かります。

 

将来何かしらのビジネスをやる場合は、結婚式業界の事を経験して知っておくと良いです。全部入りのビジネスです。

 

式場を予約して、参加者を決めて、服を決めて、料理を決めて、花と装飾を決めて、段取りを決めて、ビデオを作って、写真を取ってもらう、

 

などなどをそれぞれの業者とやり取りして思い出を作る事で、新郎新婦からお金を頂くビジネスです。

 

結婚式を経験しないで結婚式業界の会社を立ち上げてる人って本当にすごいなって思いました。

 

結婚式を挙げる理由(6):嫁さんの気配り度が分かる

結婚式での共同作業を経験しておくと、嫁さんの気配り度が分かります。

 

結婚式の準備が大変なのは女性です。男性が結婚式で気にするポイントって金額と段取りぐらいですから。準備で大変な嫁さんがあなたにどれだけ気配りが出来るかを知る事ができます。

 

嫁さんとの初めての共同作業が結婚式とよく言われますが、その通りだと思いました。

 

例を挙げます。

 

(1)衣装選びの時は嫁さんの気配りが嬉しかったです。

我が家の場合、衣装を決めるMeetingを業者さんと合計3回行ったのですが、最初の2回は嫁さんとそのお母さんだけで出席し、私は呼ばれませんでした。

嫁さんが選ぶ衣装に私のコメントは不要だし、私の衣装は15分で決まりますから。この嫁さんの気配りは嬉しかったです。

最初の2回に自分が呼ばれていたら本当に何もすることがないですからね。薄いピンクと薄い紫どっちがいい?って聞かれても困りますからね。

どっちでもいいんじゃない?としか答えられません。

 

(2)花選びの時は多少揉めました。

新婦が入退場の時に持つブーケを2つ作るかどうかで揉めました。あれ、一つ4万円ぐらいするんです。

我が家の場合は新婦のウェディングドレスが白、カラードレスが薄ピンクだったので、ブーケを白と薄ピンクにすればどちらでも使えますよ、と花屋さんが言っていました。

ところが、うちの嫁さんはどうしても2つ作りたいとの事。4万円ですよ。4万円。持っている時間は5分ぐらい。時給48万円ですよ。

私には信じられない事でした。『私が払うからいいじゃん』と言われました。『まぁ、そうか』と納得しましたが。。これも気配りですかね。

 

結婚式の準備中に夫婦喧嘩して結婚式が中止になった、という人って意外と多いです。嫁さんが好き放題要望を出して、お金は『旦那さんよろしく』というパターンが多い印象です。

 

この辺の気遣いを嫁さんが出来るかどうかを見る事ができるのも結婚式を挙げる理由の一つです。

 

結婚式を挙げるデメリットは?

デメリットも言わなければフェアではありませんね。

  • お金が掛かる
  • 夫婦の仲が悪くなる可能性がある
  • 段取りに失敗すると参加者の機嫌を損ねる
  • 友人にドタキャンされるとかなり傷つく

ぐらいでしょうか。

 

お金以外の3つは努力で何とかなるかもしれません。お金は費用対効果を分析してみてください。

 

我が家は結婚式への出費額が平均よりも高額でしたが、10年経っても良い経験だったと思えているので、費用対効果には大満足しています。

 

結婚式は親孝行のラストチャンス:母が感動してプランナーにお金を渡した話 まとめ

  • 親孝行のラストチャンス
  • 10年後も良い思い出となる
  • 親戚が減っていく
  • 段取り力・気遣い力が上がる
  • 結婚式業界の事を知れる
  • 嫁さんの気配り度が分かる

 

いくつか結婚式場を見学して結婚式場の雰囲気を理解すると良いです。私はホテル、レストラン、ハウスの3種類の結婚式場を見学しました。試食会、模擬挙式、カウンセリングなどかなり参考になりました。デート気分で行けますよ。食事代を除けば無料です。

 


 

 

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