ダメ部下とダメ記事の共通点:すぐに改善すべきダメ要素

あのダメ部下と話すとどうも仕事が進まない。このダメ記事はどうも説得力がない。

という事はないでしょうか。この2つの問題には共通点があります。

 

結論、ダメ部下のダメ記事の共通点は『責任を持って言い切る』事をしないことです。

 

例えば、私はソフトウェア開発のリーダーをしていますが、協力会社さんや若手社員と以下のやり取りをする事があります。

 

君に頼んでいたこの業務はどうなっていますか?

Aだと思います

 

このような時に私はダメ部下認定をします。『まずAであるのか、Aでないのかを責任を持って言い切ってください』と伝える事にしています。

 

ブログ記事も同じです。誰か分からない人が書く記事が『思います』という文章ばかりで構成されていたらどう感じるでしょうか?

 

私なら『Aであると主張するブログ記事なら、Aである事を根拠と共に責任を持って言い切れよ』と感じます。『知らない人の意見だけの記事は読みたくない』と感じます。

 

本記事では、

ダメ部下とダメ記事の共通点:すぐに改善すべきダメ要素

をお伝えします。

 

目次

ダメ部下とダメ記事の共通点:すぐに改善すべきダメ要素は『言い切らない事』

私はソフトウェア開発の仕事をしています。私はチームのメンバーに『責任を持って言い切る』事を求めます。仕事での『責任を持って言い切る』とはどのような行為でしょうか?

 

例えば問題が発生した場合や機能を追加する場合には、現在のソフトの仕様を正確に把握する必要があります。

 

多くの場合仕様書は完備されていませんから、各開発者にソースコードを分析して報告してもらう必要があります。

 

私はチームメンバーに

 

条件Xの場合にソフトウェアがどのように動作するかを調べてください

という依頼をします。数日後に

 

君に頼んでいたこの業務はどうなっていますか?

と聞いたら

 

Aだと思います

という回答が来る事があります。

 

『思います???』

 

私はここでイラッとし、ダメ部下認定します。

 

私はチームメンバーに『あなたの領域の調査をあなたの責任で実施してください』と依頼しています。

 

ソフトウェアのソースコードを上から下までくまなく調査し『Aであるかどうかを断定する』事を要求しています。事実を聞いているわけです。

 

事実を聞いているのだから『思います』という回答はあり得ません。

 

  • Aです
  • Aではありません
  • 条件Xの場合はAです。条件Xでない場合は値は不定です。

 

のように『責任を持って言い切る』回答を求めています。

 

  • Aです。でも私はBにすべきと思います。
  • Aではありません。それで良いと思います。
  • 条件Xの場合はAです。条件Xでない場合は値は不定です。全ての場合でAにすべきと思います。

 

のように、事実を報告した上であなたの解釈を加えても良いです。

 

 

しかし、事実なしに『Aだと思います』という解釈だけの報告をする事は無回答と同じです。業務上の怠慢です。ダメ部下です。

 

ダメ部下の共通点は『責任を持って言い切らない事』です。ダメ部下認定されないためには、あなたの領域の調査をあなたの責任で実施し事実を報告する必要があります。

 

ダメ部下とダメ記事の共通点は『言い切らない事』だが、嘘の報告をする人は最悪

ダメ部下にならないように『責任を持って言い切る』ためには、その前に時間を掛けて調査をする必要があります。

 

注意点として、ダメ部下認定されたくないように、嘘の報告をするメンバーが稀にいます。

 

嘘の報告をするのは仕事を進める上で最悪の行為です。嘘の報告をする人とは議論がかみ合わないし、その人が次に何かを『言い切る』場合にも信用できません。

 

うっかりミスならば指摘すれば次回からはきちんと裏を取って事実を言い切るようになるので問題ありません。しかし、何度指摘しても嘘の報告をする癖が治らない人がいます。

 

このような人は開発者・社会人として不適合者です。超ダメ部下です。このようなメンバーにはチームから抜けてもらうのが良いです。

 

 

私の事例を書きます。

 

私のチームで悪気なく嘘の報告をする超ダメ部下がいました。『これどうなっている?』と聞いたら『○○です』と高らかに言い切るのです。

 

その回答を信じて他のメンバーが次のActionを取ったら『あれ?おかしいな』ということになりました。『○○です』と言い切った事実が間違えていたのです。

 

その超ダメ部下が報告する内容は嘘ばかりでした。嘘の報告が頻発しチームに悪影響を与えていました。

 

超ダメ部下に悪気はないのですが、確認していない事を言い切る性格でした。聞き手の立場では嘘の報告となります。

 

確認していないために嘘の可能性がある事実であっても『言い切る』事で周りの人が一時的に納得する事を知り、味をしめてしまったのでしょう。

 

超ダメ部下は人当たりが良く表面上は取り繕うのが上手でした。帰国子女で英語もペラペラでした。外国の人と絡む事が多かったのでその点では重宝されていました。

 

でも、現場のリーダーを任された私からすると迷惑な存在でした。何度か指摘したのですが仕事への姿勢が変わる事はありませんでした。

 

人の素養は変えられません。最終的に私のチームからは抜けてもらいました。

 

 

超ダメ部下の嘘の報告による悪影響を修正するのに1年掛かりましたが、その後の仕事は円滑に進むようになりました。

 

嘘の報告をする事は最悪の行為です。詐欺師と同じです。

 

チームは人で構成されます。周りのチームメンバーが事実ではない報告をベースに次の業務を進めるとチーム全体の生産性が下がります。

 

事実ではない報告をする人とは会話のキャッチボールが出来ません。『あなたが発言したその内容は本当ですか?』といつも疑う必要があるからです。

 

チームメンバーには私の代わりに仕事をしてほしいのですが、このような人には不安で仕事を任せられません。チームメンバーとして無価値です。

 

嘘の報告をするメンバーはいない方が良いです。

 

ダメ部下とダメ記事の共通点:ブログ記事でも言い切る事が大事です

仕事と同じで、ブログ記事でも言い切る事が大事です。言い切らない記事はダメ記事です。

 

ブログ記事では、(文脈上不自然になる場合を除いて)『思います』を使うべきではありません。

 

『思います』と書くと主張が弱くなります。あなたが『思います』と書いても、読み手に『ふーん』と読み流されるだけのダメ記事です。

 

有名人ではないあなたの意見は基本的に誰も興味がありません。根拠を持って言い切る事が大事です。

 

私はブログ開設当初は自分の思いを記事にしていたため、『思います』が頻発する記事を量産していました。

 

後で読み返すと『何が言いたいか分からない』ダメ記事が多かったです。ある時期に一斉に修正しました。

 

『AかBかという賛否両論あるような悩み相談の話題で、あなたが根拠を提示してAであると言い切る』と、読み手の心に刺さりやすいです。

 

『あれ?もしかしたらAなのかもしれないな』または『Aである訳がないじゃん!』と反応してもらいやすくなります。

 

例えば、本項目の私の主張の書き方として、

 

  • ブログ記事では『言い切る』事が大事です
  • ブログ記事では『言い切る』事が大事だと思います

 

の2つだと前者の方が読み手の心に刺さりやすいです。

 

ダメ部下とダメ記事の共通点:すぐに改善すべきダメ要素 まとめ

  • ダメ部下とダメ記事の共通点は『言い切らない』事
  • 注意点として嘘を言い切るのは最悪

 

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